日付の変わる頃 2008/07/11(Fri) 00:01:46

ゆっくりおやすみ、
と、言ってくれるひとがそばにいてくれたらいいのに、とずっと思っていた。

「ゴウもう寝た？」
「うん寝た」
「……あのさぁ」
ゴウは基本的にいじわるである。
「まあ、どうでもいいことなんだけど」と俺が言うと、
なんだよ、と言いながら、ゴウが寝返りをうつ。俺の方を向いてくれているみたいだ。
なんだかんだ、ゴウは優しいのである。

「あのさ、いま幸せ？」

少しの沈黙。

うん、大丈夫、
おれにはもう覚悟もあるのだ。
もしも俺だけが幸せなのだとしたら、それはとても、つらいのだ。だからもしこれから、ゆっくりおやすみと言ってくれるひとがいなくなるとしても、それは仕方がないのだ。

俺は目を閉じて答えを待つ。都合よく睡魔がやってくる。
俺は狡いから、眠ってしまって明日の朝には何もなかったふりをすることもできるだろう。
微かな緊張感とそれに勝る眠気の中で、いまおれは確かに幸せなのだった。


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意味不明すみません
ちょっと疲れている。